万博会場上空でのドローンと空飛ぶクルマの運航調整支援への協賛と参画について

東邦ホールディングス株式会社(以下「東邦ホールディングス」)は、2025年8月16日に大阪・関西万博会場において、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(以下「JUIDA」)とブルーイノベーション株式会社(以下「ブルーイノベーション」)をはじめとする関係各社により実施された、ドローンと空飛ぶクルマの運航調整支援事業に協賛し、当社のグループ子会社社員が本事業に参画いたしましたのでお知らせいたします。

【本事業への参画の背景】

東邦ホールディングスは、医療・健康・介護分野に携わる企業集団として、「全ては健康を願う人々のために」のコーポレート・スローガンの下、医薬品卸売、調剤薬局、医薬品製造販売、顧客支援システムの開発・提供等の事業を展開しています。当社グループは「安心・安全な医薬品流通」を社会的使命とし、平時、有事に関わらず医薬品を安定供給できる体制の構築を目指しています。特に、遠隔地やアクセス困難な地域への医薬品・医療機器の安定的な配送は当社グループが取り組むべき重要な課題であることから、2024年にドローン・ロボットを活用した DX ソリューションを開発・提供するブルーイノベーションと戦略的業務提携を締結しました。さらに、グループ子会社の東邦薬品株式会社の社員複数名が、ドローン操縦の国家資格である「無人航空機操縦者技能証明書」を取得し、ドローンを活用した医薬品輸送の実現に向けた取り組みを進めています。

このたび、当社グループは大阪・関西万博会場において実施された、ドローンと空飛ぶクルマの運航調整支援事業に協賛し、ドローン国家資格を所持する当社子会社社員が実証に参画しました。空飛ぶクルマの利用は今後拡大すると見込まれ、ドローンとの空域重複は避けられません。空の交通を混乱なく成立させるためには高度な運航管理が不可欠であり、事業者間の自主調整にとどまらず、独立した運航管理体制の構築が求められます。本実証では、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ReAMoプロジェクト」の成果を活用し、ドローンや空飛ぶクルマの運航状況を一元的に把握する運航管理システム(ReAMo UTM)と現場での目視監視を組み合わせることで、複数のエアモビリティが飛行する状況を安全に管理できることを確認しました。
当社グループは、今回の協賛・参画を通じて万博の空の安全確保に貢献するとともに、将来のドローン運用実現に向けた知識習得に繋げてまいります。

当運航調整支援事業の詳細は下記をご参照ください。
※ JUIDAによる本件リリース
https://uas-japan.org/information/37451//