陸上自衛隊との協同防災訓練実施のお知らせ

東邦ホールディングス株式会社(本社:東京都、代表取締役 CEO 兼 CFO:枝廣 弘巳)は、医薬品卸売事業完全子会社の東邦薬品株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:馬田 明)が、10月4日(金)に陸上自衛隊 補給統制本部 衛生部および陸上自衛隊関東補給処 用賀支処と協同防災訓練を実施したことを下記の通りお知らせいたします

1. 陸上自衛隊との協同防災訓練実施の背景
当社グループは、災害発生時においても医薬品等を安定供給することを社会的使命とし、事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)を最重要課題の一つに位置付けております。かねてより、基幹システムの二重化や、緊急時においても相互補完が可能な供給体制の構築、最先端技術の導入により少人数でもオペレーションが可能な物流センターの構築など独自のBCP対策を進め、日本国内で発生した地震や豪雨などの大規模災害の際にも、医薬品等の供給を寸断させることなく迅速な災害対応を実現してまいりました。また、当社グループは東京都から災害発生時の物資輸送拠点に指定されている京浜トラックターミナル内に、東京都唯一の医薬品物流センター「TBCダイナベース」(東京都大田区)を擁し、首都直下型地震をはじめとする全国の大規模な災害発生時にも、行政や関連機関との連携により迅速かつ安定的に物資を供給できる体制を整備しております。昨年も陸上自衛隊と南海トラフ巨大地震を想定した協同防災訓練を実施し、両者間の連携による災害対応の強化を図ってまいりましたが、この度、さらなる向上を図るべく訓練を実施いたしました。

2. 協同防災訓練の概要
陸上自衛隊 関東補給処 用賀支処への「即応補給セット」の供給対応
自衛隊員が災害対応の際に使用する「即応補給セット」の供給要請を受け、TBCダイナベースにて医薬品および衛生材料、医療材料を含む約150品目について指定の数量ずつ、用途別に振り分けて折りたたみコンテナに格納し、用賀支処へ輸送する訓練を実施いたしました。当社の自動化された物流センターでは、人手に比べてセット化にかかる時間を大幅に短縮することが可能です。引き続きこのような取り組みを通じて、官民連携の在り方を検討するとともに、災害時においても正確且つ安定的な供給ができる医薬品物流の強靭化を目指してまいります。