自動運転トラックによる災害時緊急輸送の有用性の検証について

当社グループは、株式会社 T2(東京都、代表取締役 CEO:熊部 雅友、以下「T2」)と戦略的パートナ
ーシップを構築し自動運転による高速道路物流の可能性を研究しています。また、ワコン株式会社(和歌山
県、代表取締役社長:西田 耕平、以下「ワコン」)とは資本業務提携契約を締結し新たな温度管理保管と輸
送方法について研究しています。安田ロジファーマ株式会社(神奈川県、代表取締役社長:宮島 正行、以
下「安田ロジファーマ」)とは「BCP 体制構築検討会」を通じ災害時の医薬品流通について闊達な議論を行
っています。
今回、災害時の一般道通行規制やドライバー確保困難を想定し、東邦薬品株式会社および上述の企業共同
でメーカー倉庫から医薬品卸倉庫への高速道路を活用した自動運転トラック輸送の有用性実証実験を行い
ました。なお、災害地域へ向けた輸送では目的地での不測の事態も念頭に、積荷を降ろした後も一定期間温
度管理が可能なワコンの新開発ロールボックスパレット(カゴ台車)の実証実験も行いました。

【実証概要】
<実施日>

2025 年 12 月 8 日
<区間 >

安田ロジファーマ厚木センター(神奈川県)→ 東邦薬品 TBC 阪神(兵庫県)
※自動運転は新東名高速道路静岡 SA から名神高速道路鈴鹿 PA までの一部区間
<役割 >

安田ロジファーマ :出発拠点における積載貨物の出庫
東邦薬品 :着荷拠点における積載貨物の入庫
T2 :実験用車両の提供と自動運転におけるマネジメント
ワコン :温度管理ロールボックスパレットのマネジメント
<積載物>

長期保存水、温度管理ロールボックスパレット
<検証内容>
① 自動運転について
・貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルートおよび走行リードタイム検証
※全ての実証はドライバーが乗車し、レベル 2 相当で実施
② 温度管理ロールボックスパレット
・ロールボックスパレット内温度管理能力の有用性検証
※走行開始からの 24 時間
③ 総合検証
・災害時にメーカー倉庫から災害地域卸倉庫まで輸送する高速道路自動運転物流の有用性検証
・ロールボックスパレットが災害地域で荷下ろし後も温度管理が可能であることの有用性検証

本実証において、自動運転レベル 2 でメーカー倉庫から卸倉庫まで長期保存水および温度管理ロール
ボックスパレットを輸送し、自動運転トラックによる高速道路を用いた災害時物流オペレーションの有
用性が確認できました。あわせて災害地域卸倉庫での不測の事態を想定した温度管理ロールボックスパ
レットの有用性も確認できました。今後もパートナー企業と協力し、平時・有事における医薬品等の安
定供給に努めてまいります。